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出版社/著者からの内容紹介
「よい製品を大量に、安く、水道水と変わらないぐらいの手軽な値段で提供することによって、日本はもとより世界から貧困をなくす」……これが松下幸之助が掲げた「水道哲学」という経営理念である。
実際、今日の日本は世界で最も豊かな国になったといってもいい。
しかし、松下幸之助は豊かさの追求だけで満足していたのか。
むしろ豊かさがもたらす弊害や危険について、もっとも深く考えていたのではないか。
その視点から、著者はあえて『滴みちる刻きたれば』という文学的タイトルをつけて、読者に問題提起したのが本シリーズ4部作である。
最終巻の本書は、戦後、GHQから追放命令を受けたあと、松下電器を再建し、国際企業に育て上げていく過程を克明に追うとともに、経営の第一線を退いてからつくった松下政経塾や幻となった新党構想などを描くことで、豊かさを実現した日本社会の病をいち早く見抜いた松下幸之助の深い危惧を明らかにした力作である。
内容(「BOOK」データベースより)
歴史に名を残す経営者の発想とは?哲学とは?そして宿題とは?気鋭の評論家が描く決定版評伝、感動の完結編。
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最終調査日時
2012/08/19 (Sun) 11:20:30
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2012/08/19 (Sun) 11:20:30
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